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マズルクラウンの傷とバレルの交換

 オーナーさんは、射撃の前に気になるところがあり銃を分解され、そこでマズルクラウン部に傷があるのを発見されたとのことでした。そして、銃がお店に帰ってきました。

 早速、エドにも写真を送付して確認したところ、組み付けのときにレンチで傷をつけてしまった可能性があることが分かりました。マタドールと基本的に同じストレッチバレル構造でありながら、固定するナットを回す工具のインタフェースを変えたことで、組立方が変わり、今までに無かった問題が起こったようです。

 エド自身、期待してもらっているオーナーに非常に悪いことをしたと残念がっていましたが、それと同時にこういう情報は彼自身の役に立つ情報だったと思います。

morana/morana_u20160508_crown.jpg

 お店では、予備バレルを各口径で1本ずつ持っていますので、早速新品に交換することになりました。エドガンのバレルは特注品であることはこのページをご覧になっている方はご存じだと思いますが、私の知る範囲では、予備バレルを持っているお店は日本のお店だけだと思います。

 ここまでは比較的スムーズに行き、私自身はこれで解決しただろうと思ったのですが、この後射撃してみるともう一つの問題点が起きました。ペレットがスパイラルをして、50mでも手のひらサイズになってしまうということでした。

ペレットのクリッピング

 ペレットがスパイラルを起こすので、オーナーさんがシュラウドの中を調べてみると、シュラウドの出口付近でクリッピング(シュラウドの穴にかすっている)をしているようで、シュラウドの中に鉛のカスがたまるということでした。

 この件については、シュラウドのクリッピングしているらしい部分を確認しましたが、どう確認していこうか、修理していこうか、まだ決められていません。エドにも相談しながら、進めたいと思っています。

 また、状況が進捗しましたらアップデートします。

モラーナの修理

 射場での確認やエドとの相談の結果、お店とも相談し、次の2点を行うことにしました。

  • 新品のバレルへの交換か、マズルを修理加工したバレルへの交換
  • シュラウドの穴を直径8mmから9mmに拡大

 上記を行った上で、50m射場で射撃を行ってみて、まずまずの性能が出ていることが確認できましたので、まずは現時点でオーナーさんのところにお送りして、確認してもらうことにしました。

 まずまずというのは、無風時であれば不満の残るグルーピングですが、当日結構風が巻いてたことや、マタドールと比較して・・・モラーナの方がよかったこと、何度か撃った中で非常にいいグルーピングが出ていること等から、まずまずと思いました。

モラーナの5発グルーピングX5(25発)、50m
morana/morana_u20160508_test.jpg
CTCで最小7mm、最大25mmぐらいです。

 

参考にマタドールの5発グルーピングX3(15発)、50m
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CTCで最大30mmぐらいです。

 また、情報ありましたら、アップします。

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