投稿:マタドール5.5mm と 6.35mm撃ち比べ

from: pino 2017年01月06日 14時20分 受付中 コメントする
マタドールの5.5mmを持ってましたが今年6.35mmを追加しました。
まず最初に6.35mmの箱出状態での初速を計測したところおおむね1060ft/s前後ありました。100発程度撃ったところで測定すると1039ft/sまで低下しました。
この頃の撃ちごたえは100メートルではソフトボール玉大以上に着弾がばらけました。また、スコープで弾道を確認するとスパラルが生じてました。

規程の950ft/sに落とすと本来の精度を取り戻しました。なので箱出状態を信じて、いきなりスコープでセロインすると混乱の元になるかもしれません。

調整後の肝心の撃ち比べですが、6.35mmは少し音が大きく、撃ち終わりに金属音のような高音が少し気になります。5.5mmではそれはありません。

ボルトの引きぐあいも6.35mmのほうが重く、若干引きづらいです。

トリガーブルも6.35mmのほうが重く、撃発位置までの引きの変化がわかりにくい感じです。(まだ新しいのでこなれてないのが原因かもしれませんが)

同様に撃発時のリコイルも6.35mmが大きく、狙いに気を取られて、肩付けが曖昧だととんでもないところに着弾します。
よって、挙銃スタイル、肩付け、頬づけ位置、狙い、依託のチェックをしっかりしないと狙ったところに着弾しないので、狩猟時の撃発ポジションは条件の整った立地を選定する必要がありそうです。
しかしながら、5.5mmだとリコイルも少ないので、依託なしの立射でも50m以内ならそれなりの狙ったところに着弾します。

つづいて、遠射では5.5mmだと120mまでならソフトボール大~バレーボール大の標的ならまず当たりますが、150m以上になるとちょいと無理な神頼みの領域です。
弾着はわずかな風にも影響を受け50-100cmほど狙った位置と着弾点の誤差が出ます。
威力は100mまでならカワウにも効きます。

一方、6.35mmは180mまで試しましたが、狙った位置に着弾し、大型の鴨にも効きます。



結果として5.5mmの用途はオールマイティで100m以内なら6.35mmよりも扱いやすく針の穴を通すような精度があります。狩猟成果としてはターゲットの120m以内、できれば100m以内に近づければこちらの方が上かもしれません

6.35mmは場所を選ぶので100m以内のターゲットを気軽にどこでもと言うようには行きません。しかしながら、遠射には多少の風があっても着弾点の変わらないこちらの方が有利です。ただ、撃発時のリコイルによるブレが大きいのでそれを是正するための、依託、肩づけ、頬づけ、銃の引き、狙いを繰り返しチェックしないといけないので正確に射撃しようと思うと丁寧に撃発するために5.5mmより時間がかかります。しかしながら遠射ではパワー、正確性ともに5.5mmを上回っているのでこちらに可能性を感じます。

私個人の両方試した感想では100m以内は5.5 mm有利、100-200m6.35mm有利という感じです。
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カテゴリ:射撃性能

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from: マルコ  2017年01月19日 23時12分
pinoさん

マタドールの5.5mmと6.35mmの撃ち比べとは・・・羨ましい限りです。

確かに6.35mmは打ち終わりに金属音がしますが、おそらくハンマーがバルブに強くヒットしているため、そこで音が出ているんでしょうね。エアも5.5mmの倍近く消費しますし、ある程度音が大きいのは仕方ないですね。

エアライフルなのでリコイルは基本的には軽いですが、それでも6.35mmは肩付けちゃんとしないと確かに外れます。特にハンティングで肩付けが難しい状態で撃ったときは、意外とと当たらない気がします。

6.35mmは、100ー200mで有利というのはすごいですね。私は150mぐらいで撃ったことは数えるぐらいしかありませんが、撃つ前に、この距離は本当に当たるのか?という気がします。そして・・・私の場合は、結構外れます・・・笑

レビューありがとうございました!
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from: pino (投稿者) 2017年01月20日 19時44分
マルコさん
現在、私の6.35mmは少し調子が悪くてHSTA地獄におちいってます。(笑)
40発ほど撃って残圧が130気圧になるまでにちゃんと950ft/sにセッティングできたと思ってもエアーを入れると800ft/s代まで落ちて、1発ごとにタンクの残圧が減ると10ft/sぐらいずつ初速が上がります。
前に、弾速計の不具合もあったんで、アメリカからちゃんとした実銃用の評価の高いものを輸入して、先週届いたんですが、届いた時から電池を入れても作動しないと言うトラブルに見舞われて・・・
再度アメリカとやり取りしてる最中です(汗)
なので銃が悪いのか、弾速計が悪いのか詳細な検証が出来てないのでマタドールは凍結状態です。

本題に戻って、通常の装薬ライフルはエアライフルと違って初速が速いので激発から銃口が跳ね上がるまでに弾が銃口を出ていますので撃鉄が落ちる時だけ我慢すれば当たるんですが、
エアライフルはそれと比べると初速が遅いので、バルブをたたく激発のインパクトと銃口を弾が抜けるまで我慢しないといけないので、ほんのコンマ何秒かの世界でしょうが、25口径の方が22口径に比べて弾の摩擦やエアの量が多いのか、暴れる印象です
狩猟には25口径はパワーもあるし最高なんでしょうが、50メートルなんかで行う精度の高い的撃ちは22口径のほうが圧倒的に扱いやすいですね
なので射撃大会とかでは22口径を持っていった方が上位に食い込めそうな感じです。
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from: マルコ  2017年01月22日 15時23分
 そうなんですか・・・。何がおかしいのか、原因が特定できないときは、結構大変ですよね。

 レギュレータのシールが効かなくなると、おそらく最大充填圧では弾速は落ちた状態にんなり、だんだん上がって、そして950ft/sに下がったところで130barになると思います。今度45発のストリングを取って、5発毎ぐらいに圧力も取って送ってください。きれいな山成りカーブになっているようでしたら、弾速計ではなく、銃の方に問題がある可能性があります。

22口径と25口径の件、理解です。25口径中心に撃っているとあまり何も感じなくなりますが、確かに22口径に持ち替えたときに、暴れなさに少し驚きます。
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from: マルコ  2017年01月29日 21時40分
 PINOさん

 弾速のグラフを拝見しましたが、レギュレータが効いていないカーブに見えます。レギュレータ圧に達したときにそれ以上エアが入らないようにするシールがあるのですが、この部分が効いていないものと思います。

 おそらく、お店で分解して、ダスターで一吹きしてもらって、確認すれば大丈夫ではないかと思うのですが、お店で分解が終わりましたら聞いてみたいと思います。またご連絡します。

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from: pino (投稿者) 2017年02月09日 13時56分
マルコさん
昨日ショップからマタドールが戻ってきました。電話で聞いたところによると修理箇所が2カ所。
1つめはトラブル情報の項にある「レギュレター基準圧孔の加工もれ」
2つめはバルブの変形だそうです。
初期不良の可能性も否めない・・・とのことでした。修理完了した銃は、早ければ週末にでも弾速確認と着弾確認をして見たいと思います。
ショップさんでは弾速計はCombro CB-625をお使いとのことで(以前不具合のあったものと同じかな?)マルコさんも同じ物つかってますよね??
その弾速計で約940-950ft/Sでaverageを945ft/sに調製されたといわれてたので、私の所持するCompetition Electronics Pro Chrono Digitalとどのぐらいの誤差があるのかも含めて検証してみたいと思います。自分の弾速計で正しい値を常にプロットできていれば銃の健康診断の指標にもなりますから
データーを取り終えたらまたご連絡差し上げますので、以前お送りした修理前のプロットと併せてMatadorオーナーさんにトラブル情報のコーナーで共有していただけるとありがたいです。
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