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空気充填の道具
初めての空気銃としてマタドールを所持される方が出てきたため、銃本体以外のことについても、少し書いてみましょう。
"プレチャージ"というように、マタドールのタイプの空気銃は、"あらかじめ空気を充填しておく"必要があります。それにはポンプを使う方法と、エアタンクを使う方法があります。
ポンプ
見た目は自転車のポンプですが、中が3段か4段で空気を圧縮するようになっており、メーカや型番により最大200~270気圧までタンクに入れることができます。マタドールの場合、基本的に最大200気圧なので、特にこだわることなく使えます。銃には、空気充填用プローブがついており、1/4インチねじのインタフェースを持つポンプ(たいていこれです)には、問題なく使えます。
220気圧ぐらいであれば、通常の体力がある方ならそれほど苦はなくポンプできるでしょう。50回ぐらいポンプするとポンプが加熱するため、5分ぐらいの休憩が必要です。最低圧力の130気圧まで下がってしまうと、そこから200気圧までポンプするには、3ラウンドぐらいかかります。これはなかなかの運動になります。
このような方におすすめ
- ハンティングが中心の方
マタドールの場合、45発(25口径)か、90発(22口径)撃てるため、前の晩にポンプしておけば、ハンティング時に空気が必要になることはなく、ポンプを持って行く必要もありません。 - 体力に自信のある方や、少しは運動しようという方
私は少しは運動するかということで、ポンプとタンクを併用しています。(ちょっと弱気ですが・・・)
ワンポイント
- 個人的には、空気中の水分を除去する除湿剤のついたもののご使用と、除湿剤は6ヶ月とか、少なくとも年に1度ハンティング前に交換する等をお勧めします。
必要なポンプ数
ポンプって、どれぐらいポンプすればいいのか!?ご興味ある方もいらっしゃるかもしれないと思い、データをとってみました。
1回での昇圧は0.58気圧ぐらいです。ということは、タンクが空の状態から200気圧まで昇圧しようとすれば約350回、マタドールの使用範囲である130→200barで使用する場合は120回、10発程撃った(まあ私の場合、ハンティングで1日に撃つのはせいぜい10発ぐらいでしょうということで)場合の補充には40回程のポンプが必要です。
個人的感想ですが・・・
・明日のハンティングのための40回のポンプ→問題なし
・120回のポンプ→運動のために、1日1回なら・・・
・350回のポンプ→今回でもういいかも・・・
タンク
タンクには、鋼製とFRP性があります。それぞれの特徴は、以下のような感じでしょうか。
鋼製 | FRP性 | 備考 | |
一言で言うと | 安めだが重い! | 軽いが高い! | |
検査 | 5年に1度 | 3年に1度 | |
寿命 | 検査している限りOK | 製造から15年 | まあ、15年使えれば、もういいでしょうという考えもありますが。注意が必要なのは、購入からではなく、メーカーでの製造年月日からの15年ということです。 |
このような方におすすめ
- 標的射撃中心の方
もちろん、ポンプで標的射撃を続ける方もいらっしゃるようですが、私の場合ポンプすると手がプルプル、心臓がバクバク、夏は汗だくになります・・・。これでは射撃に集中できないので、タンクを使っています。 - 楽したい方
ものすごく楽です。
ワンポイント
- ダイビングショップ等で、近くで持ち込みできるか、隣県までぐらいで宅急便等で受け付けてくれるところが必要です。購入前にあらかじめ確認しておく方がいいでしょう。エアライフルは万人に理解してもらえるスポーツではないため、残念ながらエアライフル用はお断りというショップもあります・・・。
- 300気圧タンクと300気圧まで充填できるところがあるときにおすすめです。マタドールは200~220気圧まで充填しますので、200気圧までの充填ではすぐに充填できなくなり、使いづらいです。