E_20140619

弾速調整方法

 最も精度と効率がいい弾速への調整について投稿がありましたが、誤った調整方法を行うと、すぐに有識者が指摘してくれるのがフォーラムのありがたいところです。フォーラムに書かれているのより、もう少しわかりやすく解説します。

レギュレータとHST(ハンマー・スプリング・テンショナー)の正しい関係 とは・・・?

 R3マタドールは、レギュレータを装備しており一定の圧力をペレットに供給できるようになっています。また、HSTでバルブをたたくハンマーの威力を調整することが出来ます。重要なことは、これら2つが調和して調整されて、もっともエア効率がよく、弾速精度がよい状態に調整されるということです。

 レギュレータとHSTが調和しているところをB点(最適点)としましょう。B点は、レギュレータ圧力に対して弾速が最も速く、エア効率がよく、弾速の分散が最も小さくなる点です。

 これは、以下のA点から少しHSTを上げたところにあります。B点からHSTが上げた領域Cは、HSTに対して様々な反応をする領域のため、この領域で迷子にならないようレギュレータ調整の度にA点を見つけることと、レギュレータ設定に対する最適点(B点)の弾速を記録しておくことが重要なのです。

A点 この点からHSTを下げていくと、HSTに比例して弾速は下がっていきます。わかりやすい分岐点です。

B点 HSTをA点から上げたすぐのところにある、弾速が一度最大となる点です。ここがHSTセッティングするところです。
  レギュレータ圧力に対して弾速が最も速いと同時に、エア効率がよく、弾速の分散が最も小さくなる点です。

C領域 B点以上にHSTを上げていくと、一度弾速は下がりますが、その後はあがったり、下がったり、変わらなかったりと、
   HSTと無関係の動きをします。C領域にある弾速最大の点は、速度が速いですが、エア効率は悪く、弾速の分散も大きく
   なります。このC領域でセッティングしてはいけませんし、この領域で迷子になってはいけません。

正しい弾速調整方法

 なんで知っているかは聞くな!とおっしゃられているので、聞かないことにしましょう。いずれにしろ、エドの言っていることと同じので、間違ってはいないでしょう。

 弾速が所望の速度より速いからといって、HSTだけで調整してはいけません。まあ、できなくはないですが、弾速はばらつき、R3の性能は台無し、一体なにが起こっているんだ訳も分からないまま調整しようとして四苦八苦することになるでしょう。

 以下の手順で、調整します。

①まずは、現在のセッティングで、数発撃って弾速を取ります。

②HSTを1/8回転させ、また数発撃って弾速を取ります。

③弾速が落ち始めるところまで、②を繰り返します。
 (エアシリンダー圧がレギュレータ圧力に近くならないよう、空気の充填を忘れずに!)

ーここで調整を始めるスタートポイント、A点を見つけることができましたー
 (A点が見つかれば、C領域で迷子にならずにすみます)

 ①~③の過程で得られた最大速度(つまりB点の速度)が高い場合レギュレータ圧を落とす必要があります。
 (なぜなら、B点がこのレギュレータ設定に対してHSTを設定するだからです。)

④レギュレータにスタートポイントをマーキングします。

⑤エアライフルを分解してレギュレータを取り出し、レギュレータを時計回りに少し締め込み、HSTも2回転させます。
 そして、数発撃って弾速を取ります。

⑥HSTを1/8回転させて数発撃って弾速を取ることを繰り返し、このレギュレータ位置での最大速度(B点の速度)を調べます。

⑦HSTを1/8回転させて数発撃って弾速を取り、A点を確認します。

⑧最大速度(B点の速度)が所望の速度より速かった場合、⑤を繰り返します。

⑨所望の速度であった場合は、HSTをB点に設定して、設定完了です!


元ネタ:http://talonairgun.com/forum/viewtopic.php?f=34&t=30019#p302525


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