J_20150300
マタドール空気漏れ
保管しているときに徐々に空気圧が下がるようになってしまったという報告を受け、マタドールが1本お店に帰ってきました。
ということで、私も分解整備するのを見に行きました。
まず、どこが空気漏れしているのか調べるために、早速分解。せっかちな私が組んできた水にドボンとつけたところ、漏れている場所を発見!そこまではよかったのですが・・・・
圧力計が水没しました・・・。そして圧力計まで交換になっちゃいました・・・ヒー!
空気漏れ調べるには、こういう方法がおすすめです。ティッシュペーパーをぴったりと貼った後で、水でしめらせます。
ぬれたティッシュは空気を通さず張り付いているので、空気漏れがあると、空気の流路ができるのが見えたり、ティッシュがふくれてきたりします。(乾燥している状態でぴったり張ってから、水で濡らさないとうまくいきません。)
原因はフィルポートをシールしているOリングのようでした。可動部でもなく、見た目も痛んでいるところは分からなかったのですが・・・ある程度は消耗品なのでしょう。
とりあえず、このOリングを交換して、お店に2~3日おいて漏れないことが確認されました。
ちなみにですが、トリガーユニットを外すときは、コッキングしてから外します(コッキングしていないと、バルブを押しているので、ねじに横力がかかって取り外しにくいか、ねじが噛みます。)
気をつけなければいけないのは、赤枠で囲ったところ。トリガーに触れてもハンマーは落ちます。トリガーのリンケージがむき出しになりますので、ここに触れてもハンマーは落ちます。
ハンマーが落ちたときにバルブはありません。そうすると落ちたハンマーは別の部分に力がかかって止まり、壊れるそうです。(エドガンはこれが原因による破損までは保証していないので、気をつけてください)。
デコックするには、まずハンマーをしっかり押さえてください。ぐっと押さえると下がり、シアが緩みます。この状態でトリガーを引いて、ゆっくりハンマーを戻してください。
これぐらいで押さえられているかな~?という感じでトリガーを引くと・・・意外に大きな力でハンマーは戻ろうとして・・・痛い目を見ます。結構危ないです。ちゃんと持ていれば危なくないです。
組み立てるときは、同様にハンマーをコッキングしてから、そーっと組み立ててください。
あと、基本的な機能チェックと、弾速調整ねじが緩んでいたのを調整されていました。
ということで、ちょっとしたことはありましたがたいしたことなく、1本目に戻ってきたマタドールは無事オーナーさんのところに戻っていきましたとさ。