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レギュレータ基準圧孔の加工もれ

 日本で販売されているマタドールに、レギュレータの基準圧をとるための直径1mmの穴が開いていないものがあることがお店でいろいろ調べていたところ見つかったそうです。エドに聞いてみたところ、最近作られた特定のロットのものとのことです。

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 上から、
・引き抜いたレギュレータユニット
・レギュレータ基準圧をとる穴の開いていないシリンダー
・穴があいているシリンダー
 です。

 レギュレータは、6.35mmマタドールで130bar(5.5はもう確か110ぐらいだったきがします)にセッティングされていますが、この圧力は基準となる圧力からの差圧です。そのため、基準圧をとるところは大気開放して、確実にその圧力になるようにしているのが、この穴の機能です。

 この穴の両側にはOリングがあるため、ある程度は、レギュレータユニットを挿入したときの圧力が維持されます。しかしながら、Oリングからのほんの少しのリーク(それはメーターに出るレベルでなくても)があるときは、この基準圧の圧力が変わってきます。そうすると、調圧されたところの圧力が変わってしまうことになりますので、銃が安定して性能を発揮し続けるためには、必要な穴です。

穴の処置

 とりあえず今回のものは、限られたロットでのミスのようです。お店で見つかったものについては追加工されたようで、販売されてしまったものについては、いったん回収されて再びオーナーさんのところに戻っていったようです(全部終わっているかまでは確認していませんが、ほとんど終わっているような雰囲気でした)。

 いずれにしろ、お店から連絡がきてない方については、関係ありません。

 ただ、シリンダーの中身はこういう感じになっているんだ、この小さい穴はこういう機能を果たしているんだという・・・トリビアに近いのですが・・・よりマタドールを理解するためのご参考にしていただければと思います。





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