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メンテのつぼ

 ここでは、マタドールをの性能を維持していくための、メンテナンスのつぼを書いていきたいと思います。

マタドールの弾速調整について

 マタドールは、工場出荷時は950ft/sに設定されています。その状態で、エドが10発程撃って銃の機能を確認して出荷しています。しかしながら、この状態ではバレルもピカピカで、ブレークインされていないため、本来の集弾性能はでないそうです。

 エドガンを購入されたオーナーの方は、ここからブレークインしていくことになるのですが、数十発撃つと弾はまとまってきます。これは、バレルの中が均一に汚れた状態になるからです。そしてこの間、弾速は少しずつ落ち、おそらく930ft/sかそれ以下まで落ちるでしょう。オーナーの方は、ここで弾速を調整する必要があります。

画像の説明

 

 弾速の調整にはHSTA(ハンマー・スプリング・テンション・アジャスター)で行います。
赤枠の中に、アジャスターとロックナットがあります。
写真はトリガーユニットを取り外していますが、実際には取り外す必要はありません。
ストックのボルト1本を外せば操作可能です。

 1/4周ずつ締め込んで、調整してください。おそらく半周も回さなくても調整できると思います。
 注意:かならず、ハンマーが落ちている状態でアジャスターを操作してください。


 ここからが大事なところです。

 調整が終わった後ロックナットを締めるのですが、必ずボルトをコッキングして、締めてください。

 コッキングしない状態でロックナットを締めても緩みます。これはコッキングしたときにハンマースプリングがアジャスターを押し出す(緩める)方向に大きな力を生じ、ロックナットのテンションが緩むからです。この状態でハンマーが落ちて大きな衝撃がかかると、いずれロックナットが緩み、徐々にアジャスターが押し出されることで、弾速が徐々に落ちることになります。


 ロックナットをプライヤ等の工具で締めるときは、必ずタオル巻いて、軽くにしてください。

 ロックナットはアルミでできています。直接プライヤで挟むと、1発で傷つきます。

HTSAによる弾速の微調整について

 では、実際にどれぐらい回せば、どれぐらい弾速が変わるのかということについて、私の銃でとったデータを載せておきます。R3Mマタドール・ロング 25口径、ペレットはJSB King 25.4[gr]です。

画像の説明

 

 マタドール・ロングの推奨速度である950[ft/s]あたりでは、回転角にほぼ比例して弾速度が変化しています。

 そのあたりでは、90°あたり15[ft/s]の速度変化があると覚えておくと、射場等で弾速調整が必要な時に便利です。



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